何気ない声掛けに

介護職 T(40代)

 介護の仕事に就き、十数年が経過しました。最初のころは右も左も分からず先輩職員に教わりながらなんとか業務をしてきましたが、ミスをした時などは何度もくじけそうになりました。

 そんなある日、送迎の車中で「よく道がわかるわね」や「これからもよろしくね」などの何気ない言葉を掛けられたとき、救われる気持ちと同時に大切な命を預かっているのだという、身が引き締まる思いがしました。今後も利用者様にとって過ごしやすい環境づくりをし、また、家族様の介護の負担の軽減に少しでもなれるよう、笑顔を忘れず日々の業務にあたりたいと思います。